床・壁・天井は一度にリフォーム
壁が汚れたからといって、壁だけ貼り替えるより、床や壁、天井など内装全体を一度にリフォームするほうが賢い方法です。なぜなら、天井をリフォームする場合、天井と壁の角を押さえている回り縁を外さないといけないし、床をリフォームする場合なら、壁の下側に付いている幅木をいったん取らなくてはならないからです。 床や壁など個別でリフォームすると、手間も作業コストもかかってしまいます。内装リフォームは、部屋単位、あるいは住まい全体で施工するのをオススメ致します。
小規模リフォームはロス多し
たとえば10平方メートルの広さの壁紙を貼り替えるとき、90cm幅のものが12mもあれば足りるだろうと、単純に考えるのは間違い。最後に10cmの幅だけ残っても、90cm幅の壁紙が長さ分だけ必要になるからです。また、窓やドア枠回りの切り込み、柄物なら柄合わせのためのロスなども考えると、小規模工事のほうがロスが生じる割合が高くなります。 内装リフォームは、できるだけ大規模に、ひと部屋より住まい全体で施工するほうが得策といえるでしょう。
大規模リフォームは時期を考えて
内装リフォームは住みながら行うことが多いもの。一般的に6畳程度の部屋なら、 壁や天井で1~2日、床の貼り替えを一緒に工事しても3~5日もあれば完成します。ただその間、家具などを動かしたり、キズや汚れがつかないように保護したりすることが必要になり、何かとわずらわしいものです。大がかりな内装リフォームは、子どもの受験期や、真夏や真冬など厳しい季節は避けたほうが無難です。
身体にやさしい素材選びを
「リフォーム後に子どもの喘息が悪化した」とか「リフォームした部屋に入ると目 がチカチカする」といった、シックハウスの症状を聞くことがあります。内装材や接着剤は、ホルムアルデヒドを含んでいないものか低ホルムアルデヒド仕様を。また、化学物質に敏感に反応する人なら、天然素材やエコ素材がオススメです。壁なら、ビニールクロスでなく、エコ壁紙、あるいはしっくい・珪藻土などを使ってみるのも違った趣があります。そうした健康素材についてもどしどしご質問下さい